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新社長に創業者メンバーの吉村幸助氏 ウインズジャパンHD


週刊経済2021年7月13日発行

6月15日付

ラーメン店「一幸舎」を運営する㈱ウインズジャパンホールディングス(福岡市博多区博多駅東2丁目)の社長に6月15日付で、吉村幸助(よしむら・こうすけ)氏が就いた。入沢元(いりざわ・はじめ)社長は、代表権のある会長に就任した。
吉村氏は福岡市出身。1976年6月29日生まれの45歳。筑紫台高等学校機械科卒。95年~98年に建築会社へ就職。飲食業に憧れを持ち、98年~2000年餃子店で修業、2000年~2002年ラーメン店の店長をつとめた。04年、入沢前社長含め3人で「一幸舎」を創業し、05年(有)一幸舎の代表取締役に就任。15年から21年6月までウインズジャパンを離れ、同社の委託業務とプロデュースを担当する吉村商店の社長を経て、現在に至る。趣味は食べ歩き、食の研究。

子会社4社を設立し、持ち株会社制に移行

また同社は同日、新たに設立した子会社4社が傘下に連なる持ち株会社制に移行し、㈱ウインズジャパンホールディングスを設立した。
傘下の子会社は、九州エリアで「博多一幸舎」を経営する㈱エイチアイスタイル(福岡市博多区博多駅東2丁目、入沢功社長)、「ドライブイン一幸舎」や海外店舗で「博多一幸舎」を経営する㈱WANPAKU JAPAN(同所、田中健太郎社長)、関東、関西、中国エリアで「博多一幸舎」を経営する㈱ヤンチャフーズ(同所、吉村幸助社長)、製麺及び冷凍食品の製造販売などの慶史㈱(大野城市仲畑4丁目、一松竜太社長)の4社。同ホールディングスの資本金は1千万円。吉村新社長は「博多B級グルメを国内、また海外に展開する新事業の総合飲食事業を新体制で強化していく」と話している。
同社は「一幸舎」を2004年に創業し、前進となる㈱ウインズジャパンを07年6月設立。現在「一幸舎」を国内に17店舗展開、海外に45店舗展開している。従業員数は265人。