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新社長に元日本政投銀常務の石井氏  福岡地所    8月に正式決定、八木社長は副会長に


 地場大手総合デベロッパーの福岡地所株式会社(福岡市博多区住吉1丁目、八木聖二社長)の新社長に、元日本政策投資銀行の常務執行役員で今年3月まで日本航空の管財人代理を務めていた石井歓氏が就任する。8月12日予定の同社株主総会後の取締役会で正式決定する。八木社長は副会長に就任する。
 石井氏は東京都出身。1954年2月11日生まれの57歳、東京大学教養学部卒。77年日本開発銀行入行、82年7月同福岡支店、01年3月日本政策投資銀行財務部長、06年6月同九州支店長、08年10月同常務執行役員、10年1月から日本航空の管財人代理を務め、今年6月1日付で福岡地所の顧問に就任している。
 八木社長は日本債券信用銀行出身で、96年6月に同行常務。98年6月に福岡地所に入社後、専務などを経て03年8月から社長を務めている。
 同社の榎本一彦会長は「八木社長が社長になってからの8年間で、当社の財務体質は大幅に改善することができた。石井顧問も財務に強い人。不動産とファイナンス・情報が融合し、ますますグローバル化する経済の将来に向けた強固な体制ができたと思う。石井、八木、榎本で不滅の会社をつくっていきたい」と話した。