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新病院は約2倍の床面積でオープン  福岡徳洲会病院    建設費約100億円


 医療法人徳洲会の福岡徳洲会病院(春日市須玖北4丁目、中熊秀喜院長)は、北側隣接地に建設していた新病院をこのほど完成、9月1日に移転オープンした。
 建物は約2万3700平方mの敷地に、地下1階地上10階建てで延べ床面積は約5万3000平方m。敷地面積で従来の約1・8倍、延床で約1・9倍に拡大した。ベッド数は従来同等の602床だが、大部屋はこれまでの8人床から4人床となり、1人あたりの床面積も増えた。また、同院は年間約1万件の救急搬送を受け入れているが、救急外来スペースも約3・5倍になり、処置ベッドも5台から10台に増やした。屋上にはヘリポートも設けている。PET―CT装置や放射線治療装置を新規導入したがん治療センターも新設し、12月から放射線治療を開始する。建物には約100億円を投資したという。現状では徳洲会グループの中でも最大規模の病院となった。中熊院長は「今まで以上に太い信頼関係が結べるようにハード、ソフト両面をスタッフ含めて磨いていき、地域社会に浸透し、地域と共に歩んでいきたい」としている。