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新生銀行と「サステナビリティ・リンク・ローン」契約 九州リースサービス
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週刊経済2022年10月18日発行
融資額は50億円、資金使途は事業資金
総合リースの㈱九州リースサービス(福岡市博多区博多駅前4丁目、礒山誠二社長)は9月28日、㈱新生銀行(東京都中央区、川島克哉社長)とサステナビリティ・リンク・ローン(SLL)契約を結んだ。昨年9月に締結した西日本シティ銀行に次いで2件目のSLL。
SLLは、借入人が自社のESG/SDGs 戦略に基づき「サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット」(SPTs)を定め、貸出人はその達成度合いに応じて金利を変動させるなどのインセンティブを設定する融資。借入人のサステナビリティ経営の高度化を動機付けることで、環境的・社会的に持続可能な経済活動や成長を促進することを目的としている。今回の融資額は50億円。期間は2年6カ月。資金使途は事業資金。SPTsは2023年3月以降、決算時点の環境関連営業資産(※)残高。
九州リースサービスは昨年度から中期経営計画「共創2024 ~ Challenge for the Future ~」をスタートした。その重点戦略の一つである「環境関連分野への取組強化」から、環境面に寄与する事業へ注力し環境関連営業資産の拡大を通じて、九州を中心に地域の企業の脱炭素化に向けた取り組みや環境負荷低減の活動を支援していく。同社では「当該支援を行うことで、地域におけるESG/SDGsの取り組みを共創し、地域経済の発展と持続可能な社会の実現にも貢献していきたい」としている。
※保有するLEDやEV車両、再生可能エネルギー発電設備(太陽光発電等)など環境配慮・省エネに関する資産。