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新理事長に城戸由香里氏が就任  日本セラピューティック・ケア協会


秋吉氏は名誉理事長に

認定NPO法人日本セラピューティック・ケア協会(太宰府市五条2丁目)は7月2日付で新理事長に、医療法人 城戸病院グループホーム・デイサービスぶどうの樹(福岡県筑後市)施設長の城戸由香里氏が就任した。前理事長の秋吉氏は名誉理事長に就いている。
「セラピューティック・ケア」とは、両手で身体をなでることで緊張や不安を和らげる心身ケアの方法で、1996年に英国赤十字社で考案された。 秋吉氏が60歳の時にイギリスを訪問し、ストレス軽減などに役立つとされるセラピューティック・ケアに出会ったのをきっかけに、2005年7月に太宰府市を拠点にNPO法人を設立。認知症ケアやメンタルケアの場面で用いられており、会員は全国に1029人(20年7月7日時点)。有資格者の育成、普及のほか、病院や介護施設、災害時の被災地などへの訪問施術を展開している。今回は世代交代を目的に、協会講師として活動していた城戸氏にバトンタッチした。
秋吉氏は「城戸さんには世代交代を見据え、この数年間は副理事長としてサポートしてもらった。複数の福祉施設の管理者もしておられ、今後障害児関係事業も多数担われると聞き、私自身が協会を設立した年齢に城戸さんもなられたことで、バトンタッチの好機と考えた。今後も協会をさらにグレードアップしてくださると期待し、ユニバーサルケアとして、韓国、台湾に続き、今度はシンガポールなど、世界へ発信したいと夢を膨らませている。私自身も今後存分にボランティアを楽しみたい」とコメントしている。

2020年7月14日発行