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新本社社屋建設に向け本社南東側の用地取得へ 日創プロニティ 取得価額は約1億9000万円
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福岡証券取引所の新興市場Qボードに上場する金属製品加工の日創プロニティ株式会社(福岡市南区向野1丁目、石田利幸社長)は、4月15日の取締役会で本社社屋建設用地の取得を決議した。同下旬に契約を締結する。
金属加工領域の拡大を図るため、これまで加工設備の増設や福島工場の新設など生産体制の強化充実に優先的に投資してきたが、大幅な増収増益となった2013年8月期以降の業容拡大に伴い、将来的な経営管理体制や営業体制、設計部門の強化を図るため、本社機能の充実を目的に用地を取得する。
場所は現本社の南東側、同区向野2丁目の個人所有地。敷地面積は約740平方mで、取得価額は約1億9000万円。現在、同所では店舗が営業中だが、年内に更地として引き渡しを受ける予定。新本社社屋の概要や移転後の現社屋の使途などについては今後詰める。石田社長は「長年の懸案だった新本社社屋の建設用地が確保できた。建設はまだ先だが、将来的な増員を見越し、組織力を発揮できる社屋にしたい」と話している。
同社の2013年8月期決算は、67件のメガソーラー向け架台を受注するなど太陽光発電関連製品が好調で、売上高が前期比約3・6倍の63億9067万円、営業利益が同約83倍の27億6490万円、経常利益が同約90倍の27億5483万円と大幅に伸長した。今期も太陽光関連製品などが好調で、第2四半期累計期間の業績が従来予想を上回っていることから、通期業績予想を売上高が70億円から76億3000万円に、営業利益が24億7300万円から29億3600万円に、経常利益が24億7000万円から29億3600万円に上方修正した。