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新本社工場を志免町別府西1丁目に建設    オオサカネーム 投資額15億円


 サイン看板製造の株式会社オオサカネーム(福岡市東区社領、井手隆二社長)は、15億円をかけて糟屋郡志免町別府西1丁目に新本社社屋と新工場を建設。来年9月完成後に現所から移転し、工場を稼働させる。
 現住所への移転から50年の節目となる来年移転する。現工場は築40年以上経ち、安全面などの点から数年前より新工場の建設を検討していた。また、工場は現在フル稼働の状態で、生産能力を1・2倍に引き上げることで受注に対応する。
 新本社の建設場所は亀山工業団地の三鋼販西日本株式会社福岡支店(旧三井物産鋼材販売西日本株式会社福岡支店)跡地。着工は来年1月。敷地面積は現状の3倍となる1万平方m。鉄骨造2階建てで、延べ床面積は7433・88平方m。勤務する従業員数は130人。現本社跡地は、国の空港関連用地として売却する。井手社長は「新工場の計画として並行して、2年前から毎年10人規模で採用を増やし、新しい生産能力に対応できるようにした。移転を機にさらなる飛躍を遂げたい」と話している。
 同社は1960年創業。80年設立。資本金は3500万円。従業員数は130人。14年9月期の売上高は約16億6393万円。井手社長は福岡市東区社領出身。68年5月31日生まれの48歳。西南学院高校-西南学院大学卒。西日本シティ銀行勤務を経て、97年8月同社入社。2010年12月に社長就任。趣味は読書、旅行。