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新本社が「九州ニューオフィス奨励賞」受賞 ヤンマー建機
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今年2月に完成
建設機械メーカーのヤンマー建機㈱(筑後市大字熊野、瀬戸智行社長)は9月6日、日本経済新聞社と一般社団法人ニューオフィス推進協会が主催した第31回日経ニューオフィス賞で、今年2月に完成した新本社オフィスが「九州ニューオフィス奨励賞」を受賞した。
同賞は、九州地域の特色を生かしたオフィスを表彰するもの。ヤンマー建機はミニショベル販売50周年を迎えたのを機に新社屋を建設。1階は同社の歴史をプロジェクションマッピングで振り返るコーナーや未来のコンセプト建機を展示したショールームを併設しており、顧客との接点強化を図っている。また、オフィスフロアは社員の働きやすさを考慮した空間として、打ち合わせコーナーのほか、WEB会議専用スポットや、個別にブースで区切られた集中ブースを設けている。そのほかにハイブリッド型GHP(※)空調機やLED照明の導入、庭園、緑地駐車場など、周辺環境に配慮している点が評価された。本社の延べ床面積は約2645㎡で、地上4階建て。今回、同賞を九州旅客鉄道㈱熊本支社オフィスと㈱くまもと県民テレビ社屋も受賞している。
ヤンマー建機はヤンマーグループの100%出資子会社。2004年7月設立。資本金9000万円。従業員818人。ヤンマーグループの建機事業会社として、油圧ショベル・ローダーなどの小型建設機械をはじめ発電機や投光機などの汎用製品を開発・製造・販売。2017年3月期の売上高は654億1500万円。
※GHP…ガスヒートポンプの略。電気ではなくガスで空調をするため、電気ヒートポンプ(EHP)に比べて消費電力量が大幅に少なく、電力需要抑制につながる。
2018年9月19日発行