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新工場「演歌の森うきは」が稼働 筑水キャニコム
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週刊経済2021年8月17日発行
海外向け製造を加速
農機具製造、販売の㈱筑水キャニコム(うきは市吉井町、包行良光社長)が「久留米・うきは工業団地」に建設していた新工場「演歌の森うきは」が8月2日完成し、稼働を開始した。
5万1700㎡の敷地に、投資額約42億円をかけて現工場の約1・5倍の規模で建設していた。鉄板の加工工程が早くなるファイバーレーザー加工機などの最新機を導入し、生産能力は現状の2倍以上。同社ではこれまで小型農機械を中心に製造してきたが、新工場では重量5トン前後の中・大型機なども製造する。海外向け製品が好調なため、新工場での増産を目指す。当面は旧工場と新工場の2工場で生産し、将来的に旧工場を閉鎖する。同社では「従来の工場のイメージを払しょくし、若い人たちが集まる工場にしていきたい」と話している。
同社は1955年12月設立。資本金1億円。従業員数278人。2020年12月期売上高64億1000万円。包行社長はうきは市出身。1980年2月18日生まれの41歳。帝京大学法学部卒。趣味はラグビー。