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新展示場整備事業、九電工グループが落札 福岡市


落札金額は約95億円

福岡市(高島宗一郎市長)は9月22日、マリンメッセ福岡南側で計画している新展示場「第2期展示場」と立体駐車場の整備事業について、落札者が㈱九電工を代表とするグループに決定したと発表した。落札金額は約95億円。
ウォーターフロント地区では既存の会議場や展示場の稼働率が高く、17年度で約165億円の機会損失が発生するなど供給力不足が課題となっている。第2期展示場はマリンメッセ福岡南側の駐車場跡地に建設予定で、敷地面積約1万7600㎡。建物は2階建て、延床面積は約1万1300㎡。約5000㎡の展示室のほか、約450㎡の会議室2室、控室7室などを設ける。マリンメッセ福岡との間にアーチ状の大屋根広場を設け、外観はマリンメッセ福岡との一体性を意識したデザインとする。立体駐車場は福岡国際会議場東側の駐車場を立体化する計画で、地上5階建て、約800台収容。12月に事業契約を締結し、2020年5月に立体駐車場の供用開始、21年4月に第2期展示場の供用開始を予定している。市経済観光文化局MICE施設整備担当では「21年7月から8月にかけて開催される世界水泳のサブ会場としての活用も視野に入れている」と話している。

2018年10月2日発行