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新局長に岸本中小企業基盤整備機構理事  九州経済産業局    広実前局長は政投銀常務に


 九州経済産業局(福岡市博多区博多駅東2丁目)の新局長に、7月2日付で岸本吉生独立行政法人中小企業基盤整備機構理事が就いた。広実郁郎前局長は7月4日付で株式会社日本政策投資銀行常務執行役員に就いた。
 岸本吉生(きしもとよしお)局長は1962年6月18日生まれの52歳。兵庫県芦屋市出身。東京大学法学部卒。92年5月米国コロンビア大学国際関係学修士。85年4月通商産業省入省、92年6月通商政策局国際経済部国際経済課、94年6月資源エネルギー庁公益事業部業務課。96年4月内閣官房内閣副参事官、2001年1月中小企業庁政策企画官、03年7月産業技術環境局環境経済室長、05年8月警察庁組織犯罪対策部暴力団排除対策官、07年8月中小企業庁経営支援部経営支援課長、10年8月愛媛県警察本部長、12年7月独立行政法人中小企業基盤整備機構理事。入省間もないころ福岡通産局で石炭行政を担当。近年では地域資源活用促進法や農商工連携促進法の法案づくりに携わったほか、中小企業行政に取り組んだ。
 7月4日の就任会見で、岸本局長は「九州には戦後の日本を支えてきた重要な工業地帯があった。その基盤を生かせることは他の地域にはない強み。日本再興戦略の地方版でも、九州ではクリーン産業や農業および観光、医療・コスメティック産業などを重点分野としている。アクションプランをはじめ、1日も早く具体的な成果を上げるとともに、女性や若者の活躍などさまざまな課題の解決のため、各方面との協働に努めたい」とあいさつした。