新宮町緑ケ浜３丁目に工場を移転　ピアリビング

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週刊経済2022年5月3日・10日発行合併号

防音ＤＩＹ需要に対応

防音商材を開発、販売する㈱ピアリビング（福岡市博多区博多駅東１丁目、室水房子社長）は４月８日、自社製造工場を宗像市三郎丸５丁目から、新宮町緑ケ浜３丁目に移転し、「新宮ファクトリー」を開設した。投資額は約１千万円。
コロナ禍での防音商材のＤＩＹ需要が増えたことを背景に、「防音ＤＩＹを知る、体感できる場所を作りたい」（室水社長）との狙いから開設した。同社はこれまで、福岡と東京にショールームを開設し、防音相談を受け付けていたが、新工場では相談を受けるほか、イベントを実施し、防音ＤＩＹに関する知識を提供する。場所は国道４９５号線沿い、高木園本店向かい。敷地面積は１２００㎡、鉄骨造３階建てで、延べ床面積は５４０㎡。１階を工場、２階は事務所、３階を倉庫として使用する。スタッフは５人。通常時は自社商品の製造工場として稼働するほか、不定期で防音ＤＩＹワークショップや、中古品販売などのアウトレットイベントなどを開催する。オープンを記念し、４月２３日、２４日の２日間限定でイベントを実施、防音ＤＩＹに興味を持つファミリーが多く訪れた。
室水社長は「新工場では、防音建材の効果を比較できるブースも設けたことで、リアルに防音効果を比較し、実感できる。積極的にイベントを開催し、防音建材の取り扱い方や、カットの方法、設置方法などをレクチャーしていきたい。また、中古品などの需要も高いため、未使用で返品された防音商品も販売していきたい」と話している。
同社は１９９５年１０月設立。資本金は１５００万円。従業員数は２４人。