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新宮町の旗艦店をスマートストアに一新  トライアルカンパニー


自社開発のAIカメラを1500台設置

スーパーセンターなどを展開する㈱トライアルカンパニー(福岡市東区多の津1丁目、石橋亮太社長)は4月19日、旗艦店である糟屋郡新宮町原上の「メガセンタートライアル新宮店」をリニューアルオープンした。
同社最大規模のスマートストアとして一新したもので、AIカメラやスマートレジカートを導入した既存のスマートストアからさらに進化し、トライアルグループが独自開発したAIカメラ「リテールAIカメラ」を初めて取り入れた業態となっている。店内に1500台設置したAIカメラは人物のカウントや商品認識機能を備えており、分析結果を店内のサイネージ広告と連動させることで購買行動に合った情報を提供できるという。場所はナフコ福岡東店の北側。店舗面積は約9900㎡で、24時間営業。生鮮食品や食品、衣料、家電、レジャー用品など幅広く揃える。同社では「顧客行動をもとに消費者への提案と新しい買い物を追求し、スマートストアを進化させ続ける。そしてこの仕組みを他小売業へと広げていきたい」と話している。
同社は1981年7月設立。資本金21億2335万300円。2018年3月期の売上高は3940億円。トライアルホールディングスは2018年11月にAI技術を開発する新会社として㈱Retail AI(東京都港区浜松町1丁目、永田洋幸社長)を設立。日本国内に約50人、中国に約300人のエンジニアが所属し、ハードウェアとソフトウェアの開発から店舗導入までを一貫して手掛ける体制を整えている。

2019年4月23日発行