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新型機材・エアバスA321LR機、福岡―成田線で初就航 ジェットスター・ジャパン


週刊経済2022年7月12日発行

福岡空港で記念イベント

日本航空や豪・カンタスグループなどが出資するLCC、ジェットスター・ジャパン㈱(千葉県成田市、片岡優社長)は7月1日、新型機材・エアバスA321LR機を福岡―成田線で初就航した。
エアバスグループでは初の受領機となる同機は、6月3にドイツ・ハンブルク工場で受領調印式を行った後、アラブ首長国連邦の首都・アブダビ、ベトナム・ハノイを経由して、6月12日に本社のある成田空港に到着。商業運航に向けた準備が進められてきた。座席数は従来のエアバスA320ceo型機に比べて58席増の238席。各席に充電用USB端子、モバイル端末ホルダーが取り付けられ、塗装工程では新たなコーティングシステムを導入したことで、塗装寿命の延長に加え、塗装重量を最大30%削減し、燃費効率を向上させるなど環境負荷軽減にも対応している。目標搭乗率は85%
初日となる1日には、福岡空港国内線ターミナルで就航記念イベントがあり、乗客全員に記念品が配られた。福岡空港で報道関係者の取材に応じた片岡社長は「本来ならば国際線に投入したいところだが、需要の多い成田―福岡線に初便を就航させることになった」とした上で、「A321LR機は従来機に比べて座席数を30%以上増やしたほか、ドイツのレカロシートを採用したほか、各席にUSB端子やモバイル端末ホルダーを取り付けるなど快適性に優れたほか、騒音も少ないのが特徴。多くのお客さまにご利用してほしい」と話した。