新型コロナ響き4期連続減収　TVQ九州放送

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週刊経済2021年6月1日発行

売上高は７１億７６１６万円

㈱ＴＶＱ九州放送（福岡市博多区住吉２丁目、平岡啓社長）の２０２１年３月期決算は、売上高が前期比７％減の７１億７６１６万円、経常利益は同２１・２％増の６億９９２６万円となった。減収は４期連続。
営業利益は同２２・９％増の６億４５０３万円で５期ぶりの増益。当期純利益は同１７・５％増の４億８５７２万円だった。
新型コロナウイルス感染拡大を受け、放送収入や事業収入が落ち込んだ。
放送収入のうち、ローカルタイム収入は特番の営業強化等で同３・７％増と健闘したものの、スポット収入が輸送、レジャー、飲食等で出稿が減り、１２・５％減となった。イベントなどの事業収入は同５５・３％減の１億４４０１万円。予定していた２０事業のうち、１３事業が新型コロナで中止や延期となった。
一方、営業費用は同９・２％減。新型コロナでロケやスタジオ収録番組の制作を一時休止したほか、出張費や交際費といった一般経費を節減した。