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新型コロナ関連需要の反動減で2期連続減収減益 ナフコ
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週刊経済2023年6月20日発行号
売上高は2022億5900万円
ホームセンターと家具のコンビネーションストアを中心に展開する㈱ナフコ(北九州市小倉北区魚町2丁目、石田卓巳社長)の3月期決算は、売上高が前期比2・1%減の2022億5900万円、経常利益は23・2%減の96億6100万円で、新型コロナ関連の反動減が大きかった前期より下げ幅は縮小したものの、売上高、利益ともに過去最高だった2021年3月期以後、2期連続の減収減益となった。
当期は新規出店が5店、増床改装6店、閉鎖5店で期末の店舗数に変化はないが、新型コロナウイルス感染対策商品や巣ごもり関連商品の売り上げ減少が続き、営業利益は23・2%減の92億1900万円、当期純利益は29・2%減の56億3900万円。同社の小林数臣経理部長は「生活用品などは他業態との価格競争が厳しく、粗利率も減少した」と分析している。
部門別の売上高は、主力の資材・DIY・園芸用品が1・5%減の937億4200万円、生活用品も1・5%減の512億2800万円、家具・ホームファッション用品は4・6%減の395億6700万円、自転車・ペット用品・カー用品などは、1・2%減の177億2000万円だった。
今期は2店舗の新規出店、9店舗の増床・改装を予定。売上高は0・6%減の2010億円、営業利益は2・5%増の94億5000万円、経常利益は2・4%増の98億9000万円、当期純利益は2・3%増の57億7000万円を見込む。
期首4~5月の全店売上高は前年同月比4・2%減、客数は9・0%減、客単価は5・2%増で推移しており、小林部長は「客数を増やすとともに、ホームセンター商品のPB比率を前期末の45%から今期末には50%に引き上げて増益につなげたい。また夏場の台風など自然災害への対応では、現在全国329自治体と防災協定を結んでおり、ホームセンターとしての役割を果たしていきたい」と話している。