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新型コロナ対策で大国段ボール工業に感謝状 西日本シティ銀行


飛沫感染防止ボードを製作

㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、谷川浩道頭取)は12月16日、営業店窓口用の飛沫感染防止ボードを製作した段ボール製品や紙器製造の大国段ボール工業㈱(行橋市今井、寺澤一光社長)に感謝状と記念品を贈呈した。
これは来店客と行員の新型コロナウイルス感染拡大防止に貢献したとして表彰したもの。同社は、国内で新型コロナウイルス感染の第一波を迎えた4月、同行の全店窓口などに設置する段ボール製の飛沫感染防止ボード約1300枚を発注から約10日間で製作し納品していた。
飛沫感染防止ボードは元々みやこ町役場からの発注で製作したもので、同町役場を訪れた同行行橋支店の担当者が目にし、本部に報告。すぐに全店への設置が決まったという。骨組みを段ボールで制作し、市販されている塩化ビニールシートを挟み込んだもので、簡単に組み立てられる仕様となっている。「軽くて丈夫で安い」(寺澤社長)ことから、同行での設置が報道されると問い合わせが殺到し、これまでに全国1000カ所以上の事業所に納品したという。
西日本FH北九州ビル(北九州市小倉北区鍛治町)で開催された表彰式で、寺澤社長は「材料の確保などに苦労したが、困っている人に早く届けたいという思いから、社員たちがよく頑張ってくれた。12月に入り再び注文が増えており、これからも着実に要望に応えていきたい」と話した。

2020年12月22発行