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新型コロナ受け事業者向けの金融支援策創設 福岡市


融資時の信用保証料を全額負担

福岡市は3月2日、新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の影響を受けた中小企業・小規模事業者を対象とした融資メニューを創設した。新型コロナに関連し、金融機関から融資を受ける際の信用保証料を、市が全額補助する金融支援策となる。
資金名は「経営安定化特別資金(特例枠)セーフティネット保証4号」(新型感染症)で、国によるセーフティネット保証の発動を受けて実施する。今回、信用保証料を市が負担する融資メニューの発表は政令市で初めてという。
対象者の認定要件は、本店所在地が福岡市内にある中小企業・小規模事業者、1年以上継続して事業を行っていること、最近1カ月の売上高等が新型コロナ発生の影響により、前年同期比比して20%以上減少しており、その後2カ月を含む3か月間の売上高等が同20%以上減少することが見込まれること。融資限度額は1億円で、融資期間は10年以内(うち据置2年以内)。融資利率は1・3%で、保証料率0・80%を市が全額補助する。申込先は福岡商工会議所ビル2階の福岡市中小企業サポートセンター。

2020年3月10日発行