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新型コロナウイルス拡大で3期連続の悪化 九州・沖縄地区中小企業景況調査


サービス業は7・5P悪化

(独)中小企業基盤整備機構九州本部(福岡市博多区祇園町、山地禎比古本部長)が3カ月ごとに実施する九州、沖縄地区の中小企業景況調査の全産業の業況判断DI(「好転」―「悪化」/2020年1月~3月期)は、前期差3・1ポイント悪化のマイナス20・2だった。福岡県は6・5ポイント悪化のマイナス19・7。
新型コロナウイルスによるキャンセルが増加した宿泊業などの景況不安が影響し、3期連続でマイナス幅が拡大した。事業別では、卸売業が3・6ポイント改善のマイナス26・8と回復したものの、サービス業が7・5ポイントのマイナス18・9、製造業が3・4ポイント悪化のマイナス22・0、建設業が0・7ポイント悪化のマイナス6・2、小売業が0・6ポイント悪化のマイナス27・1だった。
同調査は中小企業基本法で定義する九州、沖縄地区の中小企業を調査対象に集計(3月1日時点)しているもので、今回で159回目。2852社に聴き取り、有効企業数2779社で、回答率は97・4%だった。

2020年4月7日発行