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新型コロナウイルス感染症対応資金の受付を開始  西日本シティ銀行


実質無利子・無担保の融資で資金繰り支援

㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、谷川浩道頭取)は5月1日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた事業者を対象に、自治体による制度融資を活用した実質無利子融資の制度「新型コロナウイルス感染症対応資金」の受付を開始した。
同制度は、民間金融機関が自治体・信用保証協会と連携し、中小企業や個人事業主に実質無利子・無担保の融資を通じて資金繰りを支援するもの。同行は4月21日から、福岡市・北九州市のセーフティネット保証4号などの認定書の代理申請を開始するなど、各自治体や信用保証協会と連携を図りながら、ワンストップで相談から融資までの手続きができる体制を整備し、円滑かつ迅速な資金調達をサポートする。
対象は所在する市町村から、新型コロナウイルス感染症に係る認定を受けた中小企業や個人事業主。資金使途は運転資金や設備資金で、融資限度額は3千万円。金利は当初3年間、3千万円まで利子補給を受けられる実質無利子で、4年目以降は各自治体制度融資の所定金利が適用される。保証料は所定の2分の1または免除。担保は原則不要で、保証人は法人の場合原則として代表者のみで、個人事業主の場合は不要。融資期間は10年以内(返済据置期間は5年以内)。
同行では借り入れや返済、資金繰りなどに影響を受けた顧客からの相談を各取引店で、初めての取引を希望する顧客には、福岡、北九州のビジネスサポートセンターで対応している。

2020年5月19日発行