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新型コロナウイルスの不活化効果を実証 スマートコンサル
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週刊経済2021年8月3日発行
光触媒製品
環境衛生用品の開発、販売、施工などの㈱スマートコンサル(福岡市博多区博多駅東1丁目、野口慎太郎社長)は、奈良県立医科大学で実施された実証実験で、同社の光触媒製品について「新型コロナウイルス」の不活化効果が実証された。
製品名は「ko-kin.(コーキン)」。これまで、インフルエンザなどや細菌への有効性は確認されていたが、新型コロナウイルスに対する不活化試験を行った結果、2時間で99・257%、6時間で99・427%の不活化効果と減少率が実証された。光触媒が室内灯などに当たることで酸化分解力を発揮し、接触するウイルスや細菌、臭いの成分などの有機物を分解する。他社製品がスタジアムなどの明るさの3千ルクス照度で効果を発揮するのに対し、学校や事務室などの実環境に近い500ルクス照度での不活化が実証されたため、家庭や施設、店舗などの明るさや暗所での接触感染対策にも効果を発揮する。個人向けのスプレーとして200㎖で2780円(税抜)で販売しているほか、店舗や公共施設、民間施設に「ko–kin」を用いた抗菌、抗ウイルスの施工にも取り組んでいる。
野口社長は「入居前の賃貸、開業前の店舗に抗ウイルス、抗菌対策のための施工を定着させていきたい」と話している。
同社は、2016年8月設立。資本金100万円。従業員は2人。