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新型コロナによる臨時休業等で減収減益 福岡リート投資法人


20年8月期

地域特化型リートの福岡リート投資法人(福岡市博多区住吉1丁目、松雪恵津男執行役員)の2020年8月期決算は、売上高にあたる営業収益が前期比7%減の85億1800万円、経常利益が同10・8%減の25億8700万円だった。減収減益は2期連続。
営業利益は同9・4%減の29億6600万円、当期純利益は同10・8%減の25億8600万円だった。  新型コロナウイルス感染症の影響で、保有する商業施設、中でも旗艦物件の「キャナルシティ博多」で臨時休業や時短営業を実施、歩合賃料が減少した。一方、保有するオフィスビルは、ほぼ100%で稼働しており、テナントの賃料改定では8期連続で増額改定を実現するなど好調だった。
1口あたりの分配金は当初予想より100円多い3250円。
同投資法人では、今期(21年2月期)ならびに21年8月期まで2期連続で増収増益を予想。松雪恵津男執行役員は「インバウンドの回復は22年2月期以降という前提で予想を作成している」とする一方で、現状では、保有する商業施設のうち、「木の葉モール橋本(福岡市西区)やパークプレイス大分(大分市)は新型コロナの影響は少なかった」としている。

2020年10月27日発行