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新型コロナで結婚式中止のカップル支援  アルカディア


10都府県の5社19会場で受付

ブライダル施設、レストラン運営の㈱アルカディア(久留米市宮の陣3丁目、大串淳社長)は8月18日、新型コロナウイルスの影響で結婚式を中止、または契約式場の倒産により実施できなかったカップルの結婚式支援を開始した。12月27日まで。
支援内容は人前式、タキシード・ドレス各一着の貸し出し、結婚証明書、アートブーケを提供するもの。人前式に加えて披露宴を実施するカップルには、他社で支払った内金やキャンセル料の実費分を上限30万円まで負担するという。会場では円卓にアクリル板を設けて座席正面ならびに両隣のゲストとの飛沫感染対策に取り組んでいるほか、エレベーターの人数制限、受付でのソーシャルディスタンス、マスクやフェイスシールド、挨拶の際にも飛沫防止シールドの付いたマイクを使用する。参画企業は同社のほか、城山観光㈱(鹿児島市)、ディライト㈱(奈良市)、㈱鳥善(浜松市)、㈱藤屋(長野市)の5社で、10都府県19会場で実施している。
大串社長は「ディライトの出口社長との縁があり、新郎新婦の大切な思い出作りをどうにかサポートしたいという思いから実現した。安全対策を徹底しており、コロナによる結婚式へのネガティブなイメージを払拭していきたい」と話している。
同社は1989年3月設立。資本金1千万円。従業員数200人。久留米、小倉、佐賀、太宰府、天神でウエディング施設5店を展開している。

2020年9月15日発行