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新処長に総統府機要室主任の陳銘俊氏 台北駐福岡経済文化弁事処
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週刊経済2021年10月19日発行
10月1日付で
台湾の総領事館に相当する台北駐福岡経済文化弁事処(福岡市中央区桜坂3丁目)の新処長に10月1日付で、総統府機要室の陳銘俊(ちん・めいしゅん)主任が就任した。
陳氏は台湾東部、花蓮県出身。1964年3月生まれの57歳。中国文化大学韓国語学科卒。1991年に台湾外交部入りし、93年から95年まで台北駐大阪経済文化弁事処で書記官などを務め、04年に駐日大使館に相当する駐日経済文化代表処(東京・白金台)台湾駐日代表補佐官、08年に同参事官を歴任。その後、外交部北米局参事官、専門委員、翻訳組組長などを経て、12年から台北駐ボストン経済文化弁事処副処長、18年から21年まで日本の内閣官房にあたる総統府機要室で主任を務めていた。琉球大学や慶應義塾大学での研究活動や、米国カリフォルニア大学バークレー校、ハーバード大学で客員研究員などを務めたほか、大阪外国語大学(現在の大阪大学)では修士号、博士号を取得している。中国語では北京語、台湾語、客家語、広東語、英語、日本語、韓国語が堪能。
10月1日に福岡弁事務処で報道関係者らを招いた昼食懇談会で、陳処長は「日本での勤務は今回で3回目。人情豊かな九州で仕事ができるのは楽しみ」と切り出した後、「早い段階で九州各県の知事、市町村長を表敬訪問し、台湾と九州・山口各県との友好交流に最善を尽くしていきたい」などと語った。