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新入社員研修、9割超が「対面中心」 九州生産性本部
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週刊経済2022年6月7日発行
九州の企業・団体134組織が回答
公益財団法人九州生産性本部(福岡市中央区渡辺通2丁目、酒見俊夫会長)は5月24日、2022年4月入社の新入社員研修は「対面中心で実施した九州の企業・団体の割合が9割超だった」という調査結果を発表した。
同本部が5月10~13日にウェブで実施した「2022年度入社 新入社員採用・教育に関するウェブ調査」の調査結果によるもので、134の組織から回答を得た。
21年時点では、新人研修を「すべて対面で実施」「対面をメインに一部オンラインで実施」と回答した割合は81%だったが、22年は93%と上昇。昨年度4%あった「すべてオンラインで実施」の回答は0%だった。対面中心が9割超という回答理由の背景に、オンライン研修によるコミュニケーション不足があるとし、「新入社員同士の連帯感が築けない」「他者からの気づき、刺激が少ない」という回答も4割に達した。研修期間を延ばす企業も多く、実施期間を「1カ月以上」と回答した企業は74%と前年度から9%増えている。
同本部は「オンライン研修におけるコミュニケーション不足を補うために対面研修を再開する動きが出てきた」と話している。