NEWS

新ブランド立ち上げスープ事業開始 ピエトロ


東京・有楽町にスープメインの直販店

ドレッシングなど製造・販売やレストラン事業を展開する㈱ピエトロ(福岡市中央区天神3丁目、高橋泰行社長)は4月25日、新ブランド「PIETRO A Day(ピエトロ ア デイ)」を立ち上げ、調理不要で保存性が高いレトルトスープを直販するスープ事業を開始した。
これは今年2月に発足したダイレクトマーケティング事業部の事業第1弾。東京・有楽町にスープをメインに販売する店舗「ピエトロ ア デイ有楽町店」を同日オープンしたのを皮切りに、直販店の展開や自社通信販売、一部レストランなどでの物販を展開していく。少子高齢化や女性の社会進出に伴い、スープ市場はここ数年継続して拡大しており、特に簡便性の高いレトルトスープは高い伸びを示しているという。同社ではスープ事業をドレッシングやパスタ関連製品に続く第3の柱と位置付け育成する方針。
ピエトロ ア デイのブランドコンセプトは「『1日がHappyになる』SOUP」。スープは身体に優しい食事を手軽にとれることから、「人に寄り添う」ことのできるメニューと捉えて商品化。レストランで培った味づくりのノウハウを生かすとともに、自社工場で手間ひまかけて下ごしらえをし、直火で生産する。商品は「たまねぎのスープ」「野菜のスープ」「具だくさんのスープ」各4種類など計18種類。季節によって種類が入れ替わり、価格は450円~600円。スープごとに異なる色やコピーを採用するなどパーケージにもこだわり、贈答需要にも対応した。
ピエトロ ア デイ有楽町店は東京都千代田区有楽町2丁目の常設アンテナショップ「ピエトロドレッシング」をリニューアルしオープン。場所はJR有楽町駅や東京メトロ有楽町駅・銀座一丁目駅から徒歩1分の東京交通会館2階。店舗面積は約90㎡。物販のほか、カフェでのイートイン(10席)やテイクアウトもできる。メニューは丸いパンをくり抜いた中に温かいスープを入れ上からチーズをかけたブレッドボウルが800円、スープ3種とブレッドスプーン2本のセットメニューが880円、スープ1種とブレッドスプーン1本のテイクアウトメニューが500円(全て税別)。営業時間は午前11時から午後7時まで。定休日は火曜日。また、スープ事業では従来型の店舗スタイルに加え、キッチンカーによる移動販売にも初めて試みる。

2019年6月4日発行