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新ブランド「ふくのや」で卸売りを開始  ふくや    全国百貨店、高級スーパー向けに


 辛子明太子メーカーの株式会社ふくや(福岡市博多区中洲2丁目、川原正孝社長)は、このほど新ブランド「ふくのや」を立ち上げ、今月から全国の百貨店や高級スーパー向けに卸売りを始める。
 同社は1948年の創業以来、自社直売店と通信販売だけで辛子明太子を販売してきたが、贈答用としての辛子明太子の市場が縮小傾向にあることから販売方針を転換。新ブランド「ふくのや」による販売チャネルの拡大で家庭用を中心とした市場の掘り起こしを図る。まず、今月24日から博多大丸に卸し、その後は順次、首都圏を中心に取扱店舗を拡大していく。また、これまでの「ふくや」は主に贈答用に、「ふくのや」は家庭向けとして位置付け、従来よりも安い価格帯の辛子明太子や海産物などを販売する。初年度の売上見込みは約4億円。