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政投銀B㎝格付で5年連続最高ランク QTnet


情報通信事業者で初

九電グループの情報通信事業会社、㈱QTnet(福岡市中央区天神1丁目、岩﨑和人社長)は7月9日、㈱日本政策投資銀行(略称DBJ、東京都千代田区、渡辺一社長)の「DBJ B㎝(事業継続管理)格付」融資で、情報通信事業者では初の5年連続での最高ランクの格付けを取得したと発表した。
同融資は、DBJが開発した独自の評価システムによって、防災や事業継続への取り組みに優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定する「B㎝格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニュー。同社は光ブロードバンドサービス「BBIQ(ビビック)」やスマートフォンサービス「QTモバイル」、法人向けネットワーク&ソリューションサービス「QT PRO」などを提供し、地震など非常災害時における情報通信サービスの安定的な提供を実現すべく防災・事業継続への取り組みを進めており、同格付けを取得するのは6度目。
今回は①事業環境の変化や対策状況を踏まえて網羅的な観点からリスク評価を見直し、取り組みの余地がある事項について中長期設備投資計画を修正の上、着実に対策を講じるなど経営と連動したB㎝高度化の仕組みが定着している②最重要拠点である総括局の堅牢性を生かして自治体との間で一時避難協定を締結し、住民の避難場所を提供するなど地域防災に貢献している③強靭なサプライチェーン構築に向け、顧客との間でサービス利用目的を整理し、有事の優先復旧にかかる判断材料を共有することで、事業継続戦略をより強固なものとしているなどが高く評価された。
同社では「今後もお客さまが快適にネットワークを利用できるよう、引き続き安全・安心なサービス提供に努めていきたい」と話している。

2019年7月17日発行