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政令市初、「DX大賞」を創設 北九州市


週刊経済2023年9月20日発行号

受賞企業には市制度で審査加点など

北九州市は9月8日、DX優良事例となる取り組みを実施している市内中小企業を表彰する「北九州DX大賞」を新たに創設した。
モデルケースの発信により、多くのDXによる事業変革企業創出や、市内企業のDX取組みレベルの引き上げを図ることが目的。こうした表彰制度は政令市で初という。表彰数はグランプリ、準グランプリが1社ずつのほか、優良事例で複数社を予定する。受賞企業には市がロゴマークを付与し、その取り組みをプロモーションするほか、来年度以降に市が審査する制度の一部で審査加点等を優遇する。グランプリ、準グランプリ企業については、経済産業省主催の「DXセレクション」に推薦するほか、市が主催するDXに関する展示会で出展料を免除するなどの特典もある。応募期限は10月27日まで。
創設の背景として、経産省の「DXセレクション」でこれまで全国で8社が賞を受賞している中、市内企業が3社を占めるており、DXのモデル企業を数多く輩出していることがある。