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携帯電話を使った名刺管理システムASP データプラス 月額利用料は300円
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NTTグループで情報処理業を手掛ける株式会社データプラス(福岡市博多区博多駅南一丁目、山口登社長)は、昨年十一月から携帯電話のインターネットサービスを活用した名刺管理システムASPを販売開始した。
この商品は、名刺情報を専用スキャナを用いてデジタルデータベース化し、NTTドコモの「iモード」対応携帯電話やパソコンで会社名、住所、氏名、所属部署、電話番号、Eメールアドレスなどを確認することができるシステムで、関係会社の近畿データコム株式会社(大阪市)が開発した。登録された名刺情報は同社のサーバーで保存し、ユーザーはAS Pサービスとして月額利用料を支払って同サービスを利用する。商品名は「i名刺」で、名刺を持ち歩く必要がなく、携帯やパソコンからデータベースに簡単にアクセスできるため利便性向上が図れる。初期投資はソフトとOCR機能を持った専用スキャナで一万三千円、月額利用料は三百円(五百件まで)。なお、専用スキャナの名刺情報読み取り能力は 九〇%で、読み込まれた文字情報を一部修正して登録することになる。同社では「月額使用料の回収に課題を残しているため、当面は法人向けだけの販売を中心としている。実績と利用価値をもとにiモードの公式サイトに認定されれば、一般向けの普及も考えていきたい」と話している。
同社は一九七三年八月設立、資本金は一千万円、売上高は二十九億円(〇二年三月期)、経常利益は二億八千二百万円、従業員数は四百二十一人。
山口社長は熊本県出身、四〇年九月十日生まれの六十二歳、九州大学卒、趣味はゴルフ。
2003.02.12 発行 週刊経済より