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採算性低下で第3四半期は赤字化  岡野バルブ製造    通期は黒字見通し


 発電所用バルブ製造の岡野バルブ製造株式会社(北九州市門司区中野、岡野正紀社長)の16年11月期第3四半期決算(15年12月~16年8月)は、売上高は前年同期比0・6%%減の47億300万円、経常損益は7100万円(前年同期は2億2000万円の黒字)の赤字となった。
 下期に大型案件が集中したため、中間期時点で前年同期比2・7%減だった売上高をほぼ横ばいまでに押し上げた。一方、利益面では採算性の低い海外向け案件の売上構成比が増加したことや、夏季のメンテナンス工事が端境期を迎え、要因の待機コストが増加したこともあり、赤字化。四半期純損益は5800万円の赤字(前年同期は1億円の黒字)となった。
 通期の予想では、売上高は前期比1・0%増の77億円、経常利益は同44・0%減の3億4500万円を見込んでおり、「収益ともに予想よりも低い進捗率ではあるが、9~11月にバルブ販売、メンテナンス共に一定規模の受注が控えており、現時点で予想の変更はない」としている。