NEWS

採用活動支援サービスを開始 ikkai


就活のミスマッチ減らす

インターネット上で人材マッチングのプラットフォームを提供する㈱ikkai(福岡市中央区大名2丁目、ヤスミン・ジュディ、トマ・ポプラン両代表)は9月6日、採用活動支援サービスを開始した。

同社は、モバイルやタブレット端末の普及を背景に広がりを見せる「シェアリングエコノミー」に着目し、個人や企業が募集する「一回限り」の仕事と地元学生の「遊休」時間をマッチングするクラウドソーシングサービス「ikkai(イッカイ)」を展開してきた。新サービス「Career by ikkai(キャリア バイ イッカイ)」では、「一回」だけでなく長期的なサポート体制を構築。これまでのノウハウを生かし、中長期のインターンシップやアルバイト、最終的な新卒採用までを一元化することで、学生と企業のミスマッチによる離職を防ぎ、長期採用に結び付ける狙い。まずは、インターンシップを経た採用が一般的な外資系企業をメーンにスタートアップ企業から中小企業をターゲットとし、2017年度内に50社での導入を目指す。

「キャリア バイ イッカイ」のサイトでは、企業毎にページを持つのではなく、投稿形式を採ることで必要な時に情報を発信することができるため学生へのアプローチを増やすことが可能。また、これまでの「イッカイ」で収集した学生の仕事経験やスキル、専攻、興味関心などのデータを用いて求めるスキルや社風に合った学生とのマッチングを図れる。大学1年次から関わりを持つことでその企業への愛着を強められ、最終的に新卒での採用が期待できることなども特徴としている。

同社は、ヤスミン・ジュディ代表とトマ・ポプラン代表が、国家戦略特区の福岡市から国内初となるスタートアップビザの認定を受け昨年2月に設立。今年7月には第三者割当で2000万円を増資し、首都圏へのサービス拡大を図っている。

2017年9月12日発行