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挙式プラン「結婚奉告祭」を開始 渕上ファインズ
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週刊経済2021年11月23日発行
静岡県熱海市の来宮神社で
婚礼関連事業の㈱渕上ファインズ(福岡市博多区冷泉町6丁目、渕上芳亘社長)は9月から、来宮(きのみや)神社(静岡県熱海市)とコラボした「結婚奉告祭プラン」を販売している。
「結婚奉告祭」とは、参進参拝や親族代表の玉串拝礼などが含まれる神社婚と異なり、「ふたりの結婚を神様にご報告する儀式」を指す。結婚式を挙げる予定ではない人や、2人だけの結婚式を検討する人向けのプラン。来宮神社の結婚奉告祭の初穂料は3万円。本格的な儀式を実施できる点が特徴。来宮神社は、国指定天然記念物に選定されているご神木の「大楠」が樹齢2千年を超え、パワースポットとしても知られている。挙式料、新郎新婦、ヘアメイク、着付け、撮影が入ったプランは、29万7千円。希望者には和装での撮影後、洋装にお色直しするオプション(5万5千円)のオプションも用意している。
同社は「コロナ禍でゲストを呼ぶのは気が引けるなど花嫁の悩みも多かった。今回の結婚奉告祭プランは結婚する2人を軸とした新たな挙式プラン。販売後の問い合わせも多く、ニーズが高いと実感している。全国に店舗を展開する当社で、結婚奉告祭という文化を拡充し、一つの挙式スタイルとして浸透させていきたい」と話している。
同社は1895年に創業、1978年に設立。ウエディングドレスショップを全国に41店舗展開するほか、神社挙式、写真婚のプロデュースを手掛ける。売上高は73億円(2020年2月期)。資本金3千万円。従業員は460人。