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持株会社社長に森山専務が内定 九州朝日放送


週刊経済2023年1月31日発行

4月1日付、KBC社長には森専務

九州朝日放送㈱(KBC・福岡市中央区長浜1丁目、和氣靖社長)は1月18日、4月1日付で発足する持株会社・KBCグループホールディングス㈱の社長に森山二朗(もりやま・じろう)専務、放送事業会社となる新しい九州朝日放送㈱の社長に森君夫(もり・きみお)専務が昇格する人事を内定した。和氣社長は両社の取締役相談役に就く。
同社はテレビとラジオの兼営局として「地域をプロデュースするメディアグループ」への進化を目指し、コンテンツ制作会社や自治体向けプロモーション会社を含むグループ連携強化の一環で、新体制への移行を進めている。テレビ・ラジオを分割する予定はなく、民放で認定放送持株会社に移行するのは11社目となる。新体制では、KBCグループホールディングス㈱傘下で放送及び関連事業の九州朝日放送㈱、プロモーションを手掛ける㈱ケービーシーメディア、不動産管理のケイビーシー開発㈱、コンテンツ制作の㈱ケイ・ビー・シー映像、地域コンサルの㈱Glocal Kの5社を並列とし、HD社も含めた6社の役割や責任を明確化する。新体制は、認定放送持株会社に移行するための許認可手続き完了を待って、3月末に正式に決定する。
森山氏は大分県出身。1959年1月29日生まれの64歳。東京大学教育学部卒。82年朝日新聞社入社。政治部記者、北海道支社長を歴任。2016年北海道テレビ放送取締役、常務などを経て、22年6月から九州朝日放送専務。
森氏は福岡県出身。1964年3月18日生まれの58歳。早稲田大学教育学部卒。87年九州朝日放送入社。編成部長、テレビ営業局長、取締役、常務などを経て22年6月から専務。