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持ち株会社体制移行を計画  ヤマウ


2021年4月1日までを予定

コンクリート製品の製造、販売、施工などを手掛ける㈱ヤマウ(福岡市早良区東入部5丁目、小嶺啓藏社長)は、株主総会の承認と必要に応じた所管官庁からの許可などが得られることを前提として、2021年4月1日までに持株会社体制移行を計画している。
これは8月7日開催の取締役会で決議したもの。グループ全体のガバナンス体制強化を図る。今年3月に橋梁、高架道路用伸縮装置メーカーの中外道路(兵庫県)を完全子会社化したことを契機に、関連会社が10社となったことが後押しとなった。移行後は各事業会社の役割を明確化し、グループの経営機能と業務執行機能を分離することで、管理体制の強化につなげ、各事業会社が事業活動に集中できる体制の構築と、経営資源を横断的、効率的に活用することで相乗効果を狙う。具体的な移行方法や詳細な日程は決定次第公表するという。同社は「持ち株会社体制移行後も上場を維持する」としている。
同社は1958年2月設立。資本金8億円。売上高230億8900万円(2020年3月期・連結)。従業員228人。

2020年9月1日発行