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抗菌作用の銀糸を編み込んだ手袋の受注生産開始 イナバ
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新型コロナ感染拡大を受け
軍手製造、販売の㈱イナバ(久留米市北野町、稲葉順社長)は4月23日、クラウドファンディングサイト「Makuake」で新たに開発した手袋の受注生産を開始した。
名称は「TEMASK(てますく)」。製品の市場データ収集と改良で一般販売につなげる。目標金額は20万円で、既に40倍以上の金額が集まっている。
同社は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、抗菌、抗ウイルス作用のある銀糸が編みこまれた手袋を開発。異なる繊維を編み分ける特殊な製法で、綿糸と銀糸をより合わせた繊維と、伸縮糸を使用することで伸縮性が高く、フィット感や肌ざわりにこだわっている。Kidsサイズ~LLサイズの4種類展開。価格は2710円(税込)。デザイン、企画事務所の㈱サンカクキカク(久留米市荒木町、宇佐川桂吾社長)がプロモーションを手掛けている。期間は6月22日まで。稲葉雄大取締役は「10年以上をかけて開発したゴム手袋や革手袋などの内側に装着するインナー手袋、手袋の下着で使用した技術が生かされている。サイズは子ども用から大人用まで用意している。今後、改良を重ね年内をめどに一般販売をスタートさせたい」と話している。
同社は1960年創業。資本金1千万円。売上高1億6800万円(2019年12月)。従業員11人。
2020年5月26日発行