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投資専門の子会社設立 ふくおかFG 地銀初の事例
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株式会社ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市中央区大手門1丁目、柴戸隆成社長)は4月1日、ITを活用して金融サービスを開発するベンチャー企業に投資する専門の子会社を設立した。
社名は株式会社ふくおかテクノロジーパートナーズ(同)。金融業界では資産管理アプリ「マネーフォワード」など、テクノロジーを駆使した金融サービス「FinTec(フィンテック)」の開発が活発化しており、同社では開発段階から携わることで、将来的なサービスの向上を図る。フィンテック向けの投資専門会社を設立するのは、地銀では初の事例。
新会社の資本金は10億円。FFGの100%出資子会社で、社員も同社から出向する。投資対象となるのは九州に拠点を置くベンチャー企業が中心で、資金提供だけでなく、M&Aや海外ビジネス支援、ビジネスマッチングなども実施。外部のファンドとも連携し、支援の質を高めていく。同社では「昨年末にビジネスコンテストを開催し、優れた企業やアイデアの存在を知ることができた。新興企業の支援や育成を通じて、地域経済の活性化と地方創生に貢献していきたい」と話している。