技能実習生の健康に関する調査研究を開始　ウチヤマＨＤ

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週刊経済2022年7月26日発行

久留米大医学部、東京家政大と連携

介護事業やカラオケ、飲食事業を展開する㈱ウチヤマホールディングス（北九州市小倉北区熊本２丁目、山本武博社長）は７月、久留米大学医学部環境医学講座と東京家政大学健康科学部と連携し、外国人技能実習生・労働者の健康に関する調査、共同研究を開始した。
外国人技能実習制度や新しい在留許可特定技能で、外国人労働者の増加が予想される中、多様な国、地域の健康への意識、習慣を調査、研究することで、外国人材の定着率向上に繋げる。研究では、連結子会社で介護事業の㈱さわやか倶楽部（山本社長）に従事するインドネシア外国人技能実習生、労働者に対して、健康習慣や心身の健康状態についての聞き取りとアンケート、口腔内診査を実施。歯科受診時の指導、治療の円滑化や歯科受診しやすい環境整備、技能実習生や労働者の持続可能な健康増進に取り組む。同社では「介護領域での水平展開だけでなく、外国人労働者を雇用する全業種のモデルケースになるように研究を進めたい」と話している。