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手持ち工事進捗で売上高3割増の154億円 富士ピー・エス中間期


週刊経済2024年11月20日発行号

通期では経常益3割増の7億円

プレストレストコンクリート(PC)工法を用いた土木、建築工事の㈱富士ピー・エス(福岡市中央区薬院1丁目、堤忠彦社長)の24年9月の中間連結決算は、売上高が前年同期比30・1%増の154億5600万円、経常損失は2800万円(前期経常損失1億7800万円)の増収・赤字幅縮小となった。
土木・建築事業ともに多数の手持工事が順調に進捗したことで増収。利益面では、前期に比べて工事採算性が改善したことで赤字幅は縮小。四半期純損失は7600万円(前期四半期純損失は9000万円)となった。期中の受注高は土木事業で一部下請工事契約が下半期にずれ込んだことなどにより減少するも、建築事業で関西・中部地区のマンション事業の発注が順調に推移したことにより、8・9%減の138億7400万円となった。
通期では売上高が前年同期比16・3%増の332億2000万円、経常利益は36・3%増の7億5000万円、当期純利益は2・3%増の4億2500万円の増収増益を見込む。