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戸畑枝光線を北九州都市高速道路として事業着手 都市高速


週刊経済2023年4月18日発行

市の街路事業との合併施行方式で

福岡北九州高速道路公社(福岡市東区東浜2丁目)は4月5日、北九州市が都市計画道路として整備を進めてきた「戸畑枝光線」を北九州高速5号線延伸事業として新たに事業着手した。
同路線はかつて同公社が有料自動車専用道路として整備する計画だったが、大規模修繕などの費用増を背景に北九州高速道路整備計画から削除。その後、北九州市が街路事業(無料の一般道)として建設を進めてきたが、北九州高速を取り巻く環境の変化に鑑み、2022年に改めて公社の有料道路事業として計画を変更し、市が建設してきた部分を引き継ぐ合併施行で整備を進めていくことになった。
有料道路の事業区間は「北九州高速2号線」が途切れる戸畑と「北九州高速5号線」が途切れる枝光をつなぐ5・2㎞。完成すれば小倉、戸畑、八幡の各地区を結ぶ環状線が誕生することになる。23年度中には枝光~牧山間の2・7㎞が開通予定で、残る戸畑までの2・0㎞は33年度中の完成を目指す。事業費は90億円。