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戸畑キャンパス旧体育館を産学官交流拠点に改修 九州工業大学


週刊経済2021年11月16日発行

完成は来年3月

国立大学法人九州工業大学(北九州市戸畑区仙水町、尾家祐二学長)は、戸畑キャンパス(同所)の旧体育館を交わりの形成拠点「GYM LABO(ジムラボ)」に改修している。完成は来年3月。
2014年の現体育館完成に伴い、体育施設としての役割を終えていた旧体育館を創立110周年記念事業の一環で改修するもの。同学が持つ人材、知識、技術、設備を生かして企業や自治体など産官と交流する場を創出し、教育研究活動の活性化を図る。
ジムラボは、戸畑キャンパス南端の運動場北向かい側。総フロア面積は1、2階合わせて1892㎡のオープンな空間で、イベント開催時は200人以上を収容できる。6人用の会議スペース5室、8人用同1室、セミナースペースを30人用1室、45人用1室のほか、個人学習スペース18席やカフェスペースなども設置。また、企業向けレンタルオフィス3室も設ける予定で、現在福岡県内外から、業種、企業規模問わずに誘致を進めている。施設運営はコワーキングスペース運営事業体に委託予定で、民間の運営ノウハウを導入し運営の自立化を目指していく。学生や教職員など学内関係者は自由に利用でき、企業や地域住民など学外利用者は有料会員制にする予定。来年4月以降の稼働を計画している。ジムラボプロジェクト責任者の三谷康範理事・総括副学長は「企業や地域の発展に貢献するべく、研究、教育活動を促進したい」と話している。