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成年後見制度利用者向け預金口座  福岡ひびき信用金庫


開設手数料3万円

福岡ひびき信用金庫(北九州市八幡東区尾倉2丁目、井倉眞理事長)は10月1日、預金の引き出しなどに福岡家庭裁判所の指示書が必要な「後見支援預金」の取り扱いを開始した。
高齢化に伴い認知症などで判断能力が低下した顧客の資産管理に関する需要に対応するもの。財産管理手法として成年後見制度を利用する顧客(被後見人)の財産を家庭裁判所が発行した「指示書」に基づき、金融機関が後見人に払い出し、定期送金などするのが特徴で、口座開設は家庭裁判所が「指示書」を交付した成年後見人が対象。開設手数料は3万円(税別)かかる。変動金利で、利息がつく場合は、年2回の所定の日に元金に組み入れる。同信金では「高齢者の資産管理をめぐるトラブルを未然に防ぎ、顧客の生活を支援したい」と話している。

2020年10月6日発行