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愛知県のエネテクから嘉麻市の太陽光発電所を購入 西部ガスグループのエネ・シード
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9カ所目の太陽光施設
西部ガスグループの再生エネルギー事業会社、エネ・シード㈱(福岡市博多区千代1丁目、有吉雅英社長)は10月31日、㈱エネテク(愛知県小牧市、吉田祐介社長)から嘉麻市の太陽光発電所を購入し「エネ・シード嘉麻太陽光発電所」として運用を始めた。
場所は同市西郷、嘉麻市嘉穂総合運動公園そば。発電規模は1・7MW。年間発電量は一般家庭約5百世帯分に相当する190万kWhを見込んでいる。EPC(設計・調達・施工)サービスはエネテクが、O&M(運営・保守)サービスはエネ・シードが担当する。譲渡価格は非公表。西部ガスグループは2012年4月にエネ・シードを設立し、福岡県や長崎県で太陽光発電所7カ所、北九州市で風力発電所1カ所を運営し再生エネルギー事業に取り組んでおり、今回の早良太陽光発電所は9カ所目。太陽光発電の合計は36・1MWとなった。同グループでは「今後も天然ガスの普及拡大を図るとともに、再生可能エネルギーの普及にも努めて、低炭素社会の実現に貢献していく」と話している。
なお、同グループでは初の九州域外での再生可能エネルギー事業の展開として、愛媛県伊方町の佐多岬半島の高台で風力発電設備3基を備えた「エネ・シード伊方風力発電所」の計画を進めており、2021年末の運用開始後は年間発電量1500万kW(一般家庭約4千戸分)を予定している。
2020年11月17日発行