NEWS

愛媛のバス会社に大型EVバスを納車 EV モーターズ・ジャパン


週刊経済2023年2月14日発行

国内企業開発の大型EVバスでは初

バスやトラックなど商用電気自動車の開発、製造、販売に携わる㈱EV モーターズ・ジャパン(北九州市若松区白山1丁目、佐藤裕之社長)は1月25日、旅客自動車運送事業の伊予鉄バス㈱(松山市室町1丁目、清水一郎社長)に大型EVバス1台を納車した。
2022年6月から㈱伊予鉄グループとEVバス普及加速の促進を目的に資本業務提携を結んでいたもので、国内企業が開発、製造を手掛けた大型EVバスの納入は全国初のケースになった。今回納車した10・5mのEVバスは、280キロメートル(定速60km/h、負荷重500㎏、エアコンオフ時)を走行することが可能。同月26日から松山市駅~川内・さくらの湯間18・2キロを1日3・5往復している。同社では「需要に応える製品、および技術の開発に努め、ゼロエミッション社会の実現へ貢献したい」と話している。
同社は2019年4月設立。資本金32億8520万円。従業員48人。2023年秋には、北九州市若松区で商用EV組み立て工場の稼働を予定している。