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情報通信業のグルーの私募債を受託 福岡中央銀行


週刊経済2024年11月13日発行号

収益の一部をSDGsに関する団体などへ寄付

㈱福岡中央銀行(福岡市中央区大名2丁目、荒木英二頭取)は10月30日、情報通信業の㈱グルー(同区荒戸1丁目、迫田孝太社長)が発行した福中銀SDGs私募債(よか未来の応援債)を受託した。

「よか未来の応援債」は、受託する同行が私募債発行に伴う収益の一部をSDGsに関する団体などへ寄付する銀行保証付私募債で、2021年から取り扱いを始めた。今回、グルーが発行した私募債の発行額は3千万円、償還期間は3年間。福岡中央銀行では「今後も地域のお客さまとともにSDGsへの取り組みを推進し、持続可能な社会づくりに貢献していきたい」としている。

銀行保証付私募債は、一定の財務条件を満たした企業が無担保で発行する社債で、その元利金を銀行が保証するもの。発行会社は無担保かつ固定・低利での長期安定資金の調達が可能となるほか、財務内容の健全性や成長力等を社内外にアピールできるメリットがある。

グルーは2003年創業、11年7月設立。資本金は1千万円。事業内容は自社Webサービスの企画・開発・運営、ソフトウェア開発事業。関連会社・グループはグルーホールディングス㈱、ガイドライン㈱、㈱リンクスラッシュ。