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志免町に5階建て介護付き有料老人ホームを建設   西日本鉄道   10月に入居開始


 西日本鉄道株式会社(福岡市中央区天神一丁目、長尾亜夫社長)は、糟屋郡志免町に有料老人ホームを建設する。投資額は約十億円。
 「サンカルナ博多の森Ⅱ」(仮称)は、〇三年十一月に同町でオープンしたシニアマンション「サンカルナ博多の森」に続き同社二カ所目となる介護付き有料老人ホーム。〇五年春から入居者募集を開始し、同年八月に完成、同年十月からの入居を予定している。敷地面積は約二千三百七十五平方メートル、建築面積は約千二十三平方メートル、延床面積は約三千七百四十三平方メートル。鉄筋コンクリート造五階建てで、一階はラウンジ、ゲストルーム、リハビリルーム、リハビリプール。二階は軽度の痴呆専用居室(二十二室)、リビングダイニングルーム、浴室、三階は重度の痴呆専用居室(二十二室)、リビングダイニングルーム、浴室、四階は重度の身体介助専用居室(十九室)、リビングダイニングルーム、機械浴室、健康相談室、静養室、五階は軽度の身体介助専用居室(十五室)、ラウンジ、展望浴室、テラス。屋上は屋上庭園、洗濯室となっている。居室は全部で七十八室(全室個室で十八・一平方メートル)。
 利用形態は終身利用権方式。販売価格は、入居一時金が一千万円~一千二百万円、月額利用料が十六万八千円~十九万九千五百円を予定している。入居の条件は、入居時に満七十歳以上で、すでに公的介護保険制 度における「要介護一」以上の認定を受けた人。または、そのほか事業主体が認めた人。介護体制は一・五対一以上(要介護者対職員)としている。
 同社では、「施設はホテルを思わせる高級感あふれる雰囲気で、開放感や癒しの空間を演出する。また、介護スタッフを二十四時間配置するほか、看護師も常駐し、きめ細やかなサービスを提供するために手厚い人員配置体制をとる」としている。

2004.12.14 発行 週刊経済より