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心電図解析サービスを3社合同で本格開始 パラマ・テック 今年9月から
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医療機器製造・販売の株式会社パラマ・テック(福岡市東区社領二丁目、深水哲二社長)は今年九月から株式会社東芝コンシューママーケティング、株式会社NTTドコモと共同でインターネットを利用した心電図の解析サービスを本格的に開始する。
これは昨年二月に電気機械器具国内コンシューマー向け販売の東芝コンシューママーケティング株式会社(旧東芝ライフエレクトロニクス株式会社)(佐藤芳明社長)と業務提携し、同十月には株式会社NTTドコモ(立川敬二社長)と技術提携したことで実現したもの。同サービスは同社で製造・販売している家庭用心電図記憶装置「EPー202」で測定した心電図をNTTドコモのiーmodeサービスを通してセンターに送信し、その心電図を専門の医師が解析して利用者に返送するのが特徴。現在は試験運用中で心電図記憶装置を購入した場合は年会費のみで利用することができるという。株式会社パラマ・テックは同商品を東芝コンシューママーケティング株式会社に昨年六月からOEM供給している。同サービスでは株式会社NTTドコモが通信技術・課金を担い、東芝コンシューママーケティング株式会社が機器を販売、株式会社パラマ・テックは機器の製造・サーバーの管理を手がける。
来年四月には心電図記憶装置に通信機能を搭載し、携帯電話等を使用 することなく、直接センターに送信できる新製品も発売予定。
深水社長は「年間五万人が心疾患によって突然死している。倦怠感や腹痛といった突然死の前兆が現れたときにこの機械と解析サービスで心電図の異常を事前に察知することで、突然死を未然に防ぐことが出来る」と話している。
同社は一九八九年十月創業・設立。資本金は一億二千三百万円。売上高は〇四年三月期十二億五千万円。従業員数は七十人。
深水社長は熊本県水俣市出身。一九四八年五月六日生まれの五十六歳。趣味は山を散歩すること。
2004.6.8 発行 週刊経済より