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心臓カテーテルトレーニングキットを販売 山下医科器械


九州・山口地区で

医療機器販売の山下医科器械㈱(福岡市中央区渡辺通3丁目、山下尚登社長)は12月17日、心臓カテーテルトレーニングキット「HEARTROID」を九州・山口地区で販売する。

循環器製品の売り上げ拡大や、それに伴う医療用消耗品の安定的な販売、顧客サービス向上を目指すもので、3Dプリンター出力事業を展開する㈱JMC(横浜市港北区)と九州・山口地区での専売契約を結んだ。HEARTROIDは、心臓カテーテルシュミレーターでJMCや国立大学法人大阪大学大学院医学系研究科、フヨー㈱(東京都墨田区)の3団体で2014年4月に共同開発を開始した。X線透視下の実践に即したトレーニングから机上でのイメージトレーニングまで環境を選ばずに拍動下でカテーテル操作を練習することができるという。医師や医学生が使用するほか、医療機器メーカーの研究開発や販促ツールとして利用されている。同社では「今後はJMCの取り扱う他製品の拡販も進めていきたい」と話している。

山下医科器械は1926年(大正15年)創業、資本金は4億9402万5000万円、2017年5月期は売上高525億1700万円、経常利益は2億5800万円、グループ従業員は527人。

2018年1月16日発行