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徳益―柳川西間4・5キロが開通 有明海沿岸道路
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筑後4市が自動車専用道で直結
福岡国道事務所が整備していた地域高規格道路・有明海沿岸道路(事業区間29・2キロ)のうち、柳川市の徳益—柳川西間(延長4・5キロ)が9月16日午後4時の開通に合わせ、福岡国道事務所と有明海沿岸道路建設促進福岡県期成会主催の記念式典が同市三橋町の生涯学習センターと開通区間に設置された三橋インター付近の本線上で開かれた。
式典には期成会特別顧問の古賀誠元自民党幹事長ら来賓を含む約400人が出席。柳川沖の石太鼓のアトラクションでスタートした会場では増田博行九州地方整備局長の式辞の後、古賀特別顧問、福岡7区選出の藤丸敏衆院議員、小川知事の代理で出席した江口勝副知事、樋口明県議会議長らがそれぞれ祝辞。古賀特別顧問は「かつてないスピード感をもってこれだけの区間が完成できたことは多くの人々の涙と額に汗した結晶によるもの」とした上で、「沿線都市の発展、将来に残すインフラとして積極的に活用してほしい」とあいさつした。古賀特別顧問の元秘書だった藤丸敏衆院議員は「地域高規格道路は古賀先生の真骨頂。地域高規格道路として全国に先駆けて整備され、最も進んでいるのが有明海沿岸道路。沿線地域の発展につながることを期待している」と述べた。また、江口副知事は「4市直結の自動車専用道路としてつながったことは県南地域の発展に大きな弾み。整備効果を最大限発揮できるよう県としてもアクセス道路の整備に力を入れていきたい」、樋口県議会議長は「三池港と九州佐賀国際空港とを結ぶアクセス道路としての役割を担っている。引き続き事業実施区間の早期整備をお願いしていきたい」と語った。
その後、参加者は本線上に移動、台風接近で風雨に見舞われる中、テープカットと通り初めが行われ、同区間開通で大牟田—みやま—柳川—大川の筑後4市が1本の自動車道路で直結したことを祝った。
有明海沿岸道路の県内区間は、08年3月に大牟田—高田間、大和南—大川中央間(一般道路部を含む)の開通を機に自動車専用道路の整備が進められ、今回の開通で県内区間の82%が供用したことになった。福岡国道事務所による工事は現在、大川市で佐賀県側への延伸工事が行われている。
2017年9月26日発行