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徘徊防止システムのレンタル開始 ウチヤマホールディングス


月額850円で

介護事業の㈱さわやか倶楽部、カラオケ店や飲食事業の㈱ボナーの持ち株会社、㈱ウチヤマホールディングス(北九州市小倉北区熊本2丁目、内山文治社長)は7月6日、認知症高齢者向け徘徊防止システムのレンタルを開始した。

全国84カ所の有料老人ホームを運営する同社子会社㈱さわやか倶楽部のサービス向上、および地域住民への介護サービス提供の充実化を図るもの。レンタルする縦6センチ、横5センチの防水加工された発信機「みまもりビーコン」は、アプリケーション開発などのOFFLine㈱(東京都品川区、石塚孝一社長)が開発した商品で、厚生労働省の「福祉用具貸与、および介護福祉用貸与に係る福祉用具」のうち「認知症老人徘徊感知機器」と認められた初の商品。介護保険が適用されるので利用者は1割負担の月額850円で使用できる。同システムは発信機が固定検知器を通過すると反応する仕組みで、オプション機能で検知器作動時に登録された家族にメール通知も可能。検知器から半径450メートル以内なら、「現在地」もわかる。また、発信機には上限1億円の傷害保険が付いており、発信器を所持した高齢者が電車やバスを止めた際の損害賠償にも対応している。同社では総代理店のグローバルアミュレットと提携を結び、九州を中心に普及を促進していく。

2017年8月1日発行